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喘 息 を 受 け 入 れ る 大 切 さ
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小児喘息と診断されたら… |
しゅんちゃんは1歳2ヶ月の頃、風邪をひくたびにゼーゼーして、『いずれ喘息になる可能性が高いね』 と、先生から言われていました。 半年後、ついに入院するまで悪化し
『喘息です。』 と、はっきり診断されました。
でも私たちは、しゅんちゃんが小児喘息だという事実をすぐには受け入れることができなかったのです。
そこから3週間ごとに入院を4回くり返し、半年で計6回も入院、点滴治療になってしまったのですが、もっと早く私たちが喘息を受け入れることができたら、しゅんちゃんの喘息はこんなに悪くならなかったかもしれません。
「喘息を受け入れる」ことができてはじめて、喘息の治療が始まるのです。 |
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| (1) しゅんちゃんはまだ小児喘息じゃない |
風邪をひくたびにゼーゼーして、「いずれ喘息になる可能性が高いね」と先生から言われていたころ、診断名は「喘息様気管支炎」でした。
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「『喘息様気管支炎』ってことはまだ喘息じゃないし。。。 いずれなるかもって言っても、もしかしたらこのまま発症しないかもしれないしね。」 |
と言いながら、不安な気持ちを心の片隅に押しやって、目を向けないようにしていました。 しゅんちゃんはまだ小児喘息じゃない、小児喘息にならない、と思い込もうをしていました。
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| (2) 喘息診断されたけど、この1回の入院で治ってしまうかも… |
でも結局は先生の予想通り、しゅんちゃんは小児喘息になってしまいました。 1歳7ヶ月で初めて入院したときに、はっきりと、「喘息です。」と診断されてしまったのです。
「喘息になる可能性が高い」とは言われていましたが、はっきり診断されたときは、やはりショックでした。
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「小児喘息っていっても、これからどうすればいいんだろう? またこんなふうに喘息発作が何回もおこるのかしら?」 |
と、わけも分からず不安でたまりませんでした。 でも、
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「入院までしてちゃんと治すのだから、この1回の入院で完全に治ってしまうのかな?」 |
と、ちょっと楽観的に考えていたところもありました。 このときでさえまだ、しゅんちゃんが小児喘息だという事実からなんとか逃れようとしていたのです。
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| (3) しゅんちゃんが小児喘息だという事実を受け入れる |
ところが、退院から3日後にはまたゼーゼーして救急に行き、2週間後にはまさかの2回目の入院となってしまったのです。 1回だけならともかく、2回も入院することになっては、いよいよ小児喘息から目をそむけるわけにはいかなくなりました。
そんな中、インターネットで小児喘息について調べていくうちに、星川小児クリニックのHPの中に次のような言葉を見つけました。
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喘息の本質には「気道過敏性」があります。 つまり、刺激に対して気管支が敏感に反応してしまうという意味です。 喘息っぽいとか、喘息予備軍とかいう人は、気管支が少し敏感だということであり、はっきり喘息だよといわれている人はかなり敏感だという、簡単にいえばその違いだと思えばよいでしょう。
どこからを喘息というかは別にしても、喘息に関する知識が役に立ちそうな病態であることには間違いなさそうです。 うちの子は喘息ではないのだという言葉にしがみつくよりは、まず軽い喘息だと思って知識を整理していくことをおすすめします。
(星川小児クリニック 小児喘息のページからの引用) |
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この言葉を読んだとき、はじめてこう思えたのです。
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「しゅんちゃんは喘息じゃない、って逃げていても仕方がない。
しゅんちゃんは喘息なのだという事実を受け入れよう。」 |
そう思ったら、不思議なことに気持ちが落ち着いてきてました。 もっと小児喘息について勉強しようと、さらにインターネットで調べたり、本を読んでみると、ダニが喘息の最大の原因で、掃除が大切だということが分かってきました。
でも、
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「わが家はちゃんと掃除してるし、きっと保育園のせいにちがいない!」 |
と保育園を疑っていたのです。 だからと言って、共働きの私たちはしゅんちゃんを保育園に預けないわけにもいかず、どうすることもできずにいました。
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| (4) 喘息の原因は家の中にあると認める |
そしてとうとう4回目の入院中、ふとこう気づいたのです。 朝起きてから、またはお昼寝から起きてからしばらくするとゼーゼーしてきてあっというまに悪化する、というのがしゅんちゃんのお決まりのパターンでした。
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「ということは、寝ているときになにか原因があるのかも? つまり、寝ているときにダニを吸い込んでいるってこと? カーペットにお布団を敷いて寝ているのが良くなんじゃないかしら?」 |
さっそく看護師さんに聞いてみると、 |
| 「今までカーペットにお布団敷いて寝てたの? カーペットはダメよー。 ダニがいっぱいいるのよ。」 |
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と言われてしまったのです。
「原因は保育園にあるのでは?」 と、疑っていた私たちでしたが、「実は小児喘息の原因はわが家にある」ということに気がついて、その事実を認めたとき、私たちにとって転換点が訪れました。
「ダニ牧場の決闘」と題して家中の大掃除をしたり、しゅんちゃんの寝具と寝室を徹底的に改善したのです。 その結果、しゅんちゃんの喘息発作は驚くほど減っていきました。
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| (5) 喘息発作の予防の大切さを受け入れる |
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「はじめのころは喘息発作が出ていないのにお薬を飲ませることにものすごく抵抗があったわ。 風邪をひいたときでも、おなかが痛いときでも、症状が治まればお薬を飲むのをやめるのが当たり前だと思ってたから。」 |
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「気管支拡張剤をあらかじめ処方してもらっておいて、ちょっとでもゼーゼーしてきたら早め早めに飲ませるってことすら、さくらは嫌がってたもんね。」 |
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「しゅんちゃんが大のお薬嫌いだったせいもあるわ。 毎日3回、大泣きするしゅんちゃんにお薬を飲ませるのはとってもたいへんで、私にとっても大きなストレスだったもの。」 |
3週間ごとに入退院を繰り返していたころは、起こってしまった喘息発作を止めるために薬を飲むという「対処の治療」でした。
でも、本を読んだり、インターネットで調べたりしているうちに、喘息発作が起こることで気管支が過敏になり、少しの刺激にも反応しやすくなって、次の喘息発作が起こりやすくなるという
「喘息の悪循環」 を断ち切らなければ、小児喘息を治すことはできないということが分かってきたのです。
この「喘息の悪循環」を断ち切るためには、喘息発作がおこっていないときの「予防の治療」が大切だということも分かりました。
それからは、納得して薬を飲ませることができるようになりました。
しゅんちゃんも、それまでは疑問を持ちながら飲ませようとしていることが分かっていたのか、私たちが「予防の治療」の大切さを受け入れてから、だんだん薬が飲めるようになってきました。
「きちんと飲み続けないと、喘息発作を予防することはできない」という気迫みたいなものを、しゅんちゃんなりに感じ取ったのかもしれません。
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こうして、私たちが喘息を受け入れたとき、しゅんちゃんの本格的な喘息治療が始まったのです。 |
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